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芝浦アイランドのおしゃれな街並み 都心の水辺で涼む散歩道

ホット地帯である東京では、冷房の効いたオフィス室内に思わずオアシスを感じてしまいます。しかし少し目を移せばおしゃれな納涼スポットがあるもの。

汗ばんできたら都心の水辺で休憩しましょう。
今回は運河に囲まれた人工島・芝浦アイランドです。

おしゃれなオープンカフェとクルーズ船留所

「汐彩橋」 夜には渚橋と一緒にライトアップされます。夜間に光に照らされた橋を散策するのも一興です。

都心に居を構える人なら誰でも知っているであろう「レインボーブリッジ」。その存在をはっきり認識したのは高校生のときでした。

当時、刑事モノとして人気を博し業界を席巻したドラマの映画版が公開され「レインボーブリッジを封鎖せよ!」のコピーが流行していました。

その近場は人気スポットだということで足を運んだわけですが、既に好かれている場所を紹介するのも芸がないかも。せっかくなので有名スポットの陰に鉱脈を求めて散策です。

最寄り駅はJR田町駅。そこから徒歩10分ほどで島と陸をつなぐ橋「渚橋」が見えます。

レインボーブリッジを意識してか、橋の一部が7色に塗装されているのが特徴です。

「芝浦アイランド遊歩道」 道沿いに走る東京モノレールの線路の下にはカルガモの人工巣と休憩所が設置されています。カルガモの親子が見られることもあり、島に架かる橋にはカモの像も。

橋を渡り切る前に目に入るのが島の水辺沿いに整備された遊歩道。橋のふもとから下り階段があるので降りてみました。

島の1周約1・5キロ。数棟の高層マンションがそびえ立っているので、その住民や近くの会社のサラリーマンが各々のランチタイムを楽しんでいます。

左に運河を見ながら遊歩道を歩くと対岸に見えるビル群の裏側を見ることができます。何となく見てはいけない裏の場所を垣間見たかのような背徳感を抱けますね。

それだけでも楽しめるのですが、さらに歩を進めるとおしゃれなオープンカフェとクルーズ船留所に巡り会えます。

クルーズ船は芝浦アイランド住民の足の役割を果たしていて、お昼にはお台場や豊洲に買い物へ、夜はデートスポットとして活躍しているようです。

「芝浦」の由来は芝海老 元は海産物豊かな漁場だった

「桟橋スペース」 カフェ店の前に設けられているので、食事セットを持ち込んで「アイランド」ならではの楽しみ方ができますね。

隣接された桟橋テラスは共有スペースになっていて絶好のランチコーナーとして活用されています。

マンションの陰になる昼時間には心地よい波風に当たることができるので、仕事の休憩時にはもってこいの環境です。

さて、ここで気になったのは水辺特有の臭いを全く感じなかったこと。

なんでも、この芝浦アイランドが完成したのは今から13年前の2007年で、都が主導する「運河ルネサンス」構想のもと徹底した整備が行われたそうです。

今では夜間にライトアップされる水辺や橋がロマンチックな演出を施す一助になっているとか。

芝浦の海の魅力向上を主眼に置いた事業だったわけですが、もともと芝浦は将軍家に芝海老をはじめとした海産物を献上できるほどの豊かな漁場でした。

しかし明治期に入ると埠頭が整備され貨物輸送の拠点となります。そして、その輸送先が当コラムで以前紹介した「汐留」の汐留駅につながるわけなんです。

ちなみに「芝浦」の地名の由来も芝海老から来ていると言われています。

そんな歴史をたどりながら完成された芝浦アイランドなのですが、10分も歩けば島の反対側に着きます。

「プラタナスの木」
周囲に商業施設や病院、保育園が建設され、住民に癒しを与える象徴的な役割を果たしています。

先ほどの渚橋の反対に位置する「汐彩橋」に階段があるので、ここを登ると見えるのが「プラタナス公園」。

この芝生広場は地域コミュニティーの役割を担っており遊び場はもちろん、お花見など多目的で住民に使用されるそうです。

シンボルツリーである「プラタナスの木」は周囲のタワマンや街の景観とマッチして葉の擦れ合う音がオアシスを彷彿させます。

まだまだ暑くなる季節、海の波風や緑風に身を委ねてみてはいかがでしょう。

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脚本家 新井啓明
日本大学卒業後、広告営業、ネット記事編集に従事。
現在は、ゲームのシナリオ執筆から、舞台コンペのための脚本も手がけている、精神年齢が小学生の会社員。

【ブログ】https://note.mu/kikitojiji190814

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