自由奔放だったミーガンの気づき 幸せとは「自分の過ちに気づくこと」

映画「トランスフォーマー」への出演で世間の注目を集め、ハリウッド・セレブの一員となったミーガン。自由奔放な行動と過激な発言でパパラッチを賑わせ、自身の出演作や監督への批判を繰り返したのち、結婚、出産、離婚を経て、自分の過ちに気付いた彼女から、新たなステージへの道を学びたい。

「お前に感情はあるのか?」チームのボスを演じたミーガン

舞台は東アフリカの草原。

サマンサ・オハラ(ミーガン・フォックス)率いる多国籍の傭兵チームは、知事の娘であるアシラ・ウィルソンを救出するために派遣されます。

アシラは犯罪グループの支配者であるザラムに、身代金と政治目的で誘拐されていたのです。

激しい争いの中サマンサ達はアシラを救出して逃走しますが、ザラム達は諦めず銃撃戦となり負傷者が続出。追い詰められたサマンサはとある奇襲に出るのですが…。

オープニングから序章なく開始される迫力あるカーチェイスと銃撃戦に、あたかも自分自身がサバイバル・ゲームに参加している様な感覚を覚えました。

劇中でサマンサはチームの一員から「お前に感情はあるのか?」と問われます。

それは目的を遂行するには犠牲が不可欠な状況下で、彼女は一見非道で人間の感情を持たないサイボーグの様に見えるからです。

しかし傭兵チームのボスであるサマンサは、知事の娘であるアシラを救出するという任務を遂行しなければいけないという使命感と、可能な限り仲間達の安全を確保したいという良心の板挟みになっているのです。

タイトルの「ローグ」とは(ならず者)や(悪党)という意味ですが(群れない)という意味もあります。寄せ集めの多国籍傭兵チームは各々が報酬のために人質を救出しようとします。

しかし敵から逃げる時に感じる人間の本能としての団結に、観客はカタルシスを感じるのです。

サマンサ達は誘拐グループだけではなく、密林に忍ぶ野生動物達とも闘います。

獰猛で腹を空かせたライオンは容赦なく人を襲うのですが、ジャングルでの暗視カメラを使用した人間と動物の攻防は劇映画を超えたサバイバル・ノンフィクションを観ている様でした。

物語の緩急が巧みで死亡フラグの立て方が秀逸な本作を、是非劇場で体験してみてください。

自由奔放な行動と過激な発言を繰り返していた

本作で主演を演じたミーガン・フォックスは、アメリカ・テネシー州で生まれ、5歳の頃からダンスや演劇のトレーニングを始めました。

子供時代から人が羨む美貌の持ち主で、モデルコンテストなどの入賞を経て、映画「彼女は夢見るドラマ・クイーン」で本格的な映画デビューを果たします。

そして数々のTVドラマに出演した後に、映画「トランスフォーマー」出演で世間の注目を集めました。

ハリウッド・セレブの一員となったミーガンですが、その頃から自由奔放な行動と過激な発言でパパラッチを賑わせるようになり、インタビューでは自らの過去のドラッグ使用や、アンジェリーナ・ジョリーが理想の恋人(ミーガンはバイセクシャルを公言している)などカムアウトします。

そして最大の問題は「トランスフォーマー」シリーズのマイケル・ベイ監督と作品に対しての批判を繰り返したこと。

自分の出世作でもある「トランスフォーマー」について「あの作品に演技は関係ない」と発言。マイケル・ベイ監督がVFX撮影に偏りすぎていると批判しました。

そして「トランスフォーマー/リベンジ」のプロモーションではマイケル・ベイ監督のことを「彼はナポレオンみたいな人で撮影中はクレージー。まるでヒトラーそのもの」と発言。

ファンやマスコミが騒然となる中、シリーズの製作総指揮・スティーブン・スピルバーグが激怒して(スピルバーグはユダヤ系アメリカ人)、次作でミーガンを降板させました。

幸せのヒントは “自分の過ちに気づく” こと

私生活では俳優のブライアン・オースティン・グリーンと結婚して(後に離婚)子供を出産。

彼女はインタビューで「母親になったことで全て変わった。元々感情的だったが優しさが身についた」と語っています。

誰しもが若い頃は大人に反抗したりルールから逸れようとします。

しかし自分が成長すると、あの頃の過ちに気づくのです。幸せのヒントは「自分の過ちに気づく」ことなのかもしれません。

ROGUE ローグ

©2020 Mannequin Phoenix (Pty) Ltd. and Phoenix Wallace Limited

監督 M・J・バセット
出演 ミーガン・フォックス、フィリップ・ウィンチェスター、グレッグ・クリーク、ブランドン・オーレ、ジェシカ・サットン 他
公開 5月7日(金) 新宿バルト9 他

この記事を書いたひと

コトブキツカサ(映画パーソナリティー)

1973年生まれ。小学生の頃からひとりで映画館に通うほどの映画好き。現在、年間500本の映画を鑑賞し、すでに累計10,000作品を突破。1995年より芸人時代を経て、2010年より「映画パーソナリティー」としての活動を開始。近年は、俳優としての顔ももち、ドラマや映画にも出演。活動の場を広げている。

この記事を書いたのは
Poco'ce

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