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ピクサー最新作『2分の1の魔法』 オクタヴィア・スペンサーが掴んだ成功

役名のない端役から長い下積みを経験し、後に「ヘルプ~心がつなぐストーリー」でアカデミー賞助演女優賞を獲得した女優・オクタヴィア・スペンサー。
不遇な環境に身を置いていても、手を抜かず努力を惜しまない彼女の姿勢から学ぶこと。

亡くなった父を蘇らせる 兄弟の不思議な冒険

魔法が当たり前に存在していたことを多くの人達が忘れ去り日常を過ごしている世界で、何をしても上手くいかず自信を失っていた少年イアンは、優しい母親ローレルと魔法オタクの兄バーリーと暮らしていました。

そんなイアンの願いは自分が生まれる前に亡くなってしまった父親ウィルデンに会うことでした。

イアンの16歳の誕生日、彼は自分も父親のように強く勇ましくなることを決意して学校に向かいますが、挫折して帰宅します。

落ち込んでいるイアンに母親のローレルは、父親からイアンが16歳になったら兄弟に渡してほしいと託されていたプレゼントを授けます。

イアンとバーリーがそのプレゼントを開けると、そこには魔法使いの杖と、死者を1日だけ蘇らせる呪文、そして不死鳥の石が入っていました。

イアンは父を復活させようと呪文を唱えますが、途中で不死鳥の石が割れてしまい魔法が途中までしか効かず、父親の身体の足だけが蘇ってしまいます。

そして兄弟は父親の全身を復活させるために冒険へと旅立つのです。

本作の原題は「オンワード」ですが、オンワードとは前進や向上という意味。

日頃から勇気が出せず自信を失っているイアンと、魔法オタクのバーリーの成長物語がこの作品の軸となっています。

モンスターズ・ユニバーシティで長編アニメーション映画を初監督したダン・スキャロンの実体験を元にしたこの物語は、ピクサー映画のテーマである家族の深い繋がりや仲間との友情、そして人生を生き抜くための大切なメッセージが込められているのです。

謎の暗号「A113」 全てのピクサー映画に出現している!?

ちなみに全てのピクサー映画に出てくる「A113」という暗号をご存知でしょうか?

トイ・ストーリーではママの車のプレートナンバーであったり、ファインディング・ニモでは海中カメラの品番が「A113」なのですが、この「A113」とは多くのアニメクリエーターを輩出したカリフォルニア芸術大学の教室番号なのです。

ブラッド・バード監督が始めたこの「A113」は、仲間内の遊び心と初心を忘れないという思いが込められていると言われています。

「2分の1の魔法」でも後半意外な形で登場するので、この暗号にも注目しつつ是非本作を劇場で体験してみてください。

キャスティングの仕事から役者志望へ 長い下積み時代

冒険に出たイアンとバーリーが立ち寄るレストランを経営するマンティコアの声を担当したのがオクタヴィア・スペンサー。

彼女は幼い頃から才女で、大学ではリベラル・アーツ(高度な教育プログラム)の学士を取得。

そしてショウビズの世界でキャスティングの仕事をしていたのですが、ドラマや映画の現場で役者達の演技を目の当たりにして、自分でも俳優として演技をしたいという気持ちが強く芽生え、「セント・エルモス・ファイヤー」や「バットマン・シリーズ」の監督であり、先日惜しくも亡くなってしまったジョエル・シュマッカー監督に端役でもいいからオーディションを受けさせてくれと懇願し、彼の監督作「評決のとき」で映画デビューを果たしました。

その後は映画出演はするものの、役名のない端役なども多く長い下積みを経験しますが、ウィル・スミス主演映画「7つの贈り物」の看護婦役で評価され、「ヘルプ~心がつなぐストーリー」でアカデミー賞助演女優賞を獲得するのです。

彼女はインタビューで、幼い頃から映画界に興味はあったが自分が将来女優になれるとは思ってもいなかったと答えています。

長い下積み時代、小さな役でも手を抜かず丁寧に役を演じてきたことが彼女の成功を導きました。

夢の手前の不遇な環境に身を置いている方は沢山いると思いますが、貴方の努力は誰かが見ていて、いつか評価してくれるはず。

時は分かりませんが、諦めなければ全ての人に好機は訪れるのです。

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「2分の1の魔法」

(C)2020 Disney/Pixar. All Rights Reserved.

監督 ダン・スキャンロン
声の出演 トム・ホランド、クリス・プラット、ジュリア・ルイス=ドレイファス、オクタビア・スペンサー 他
公開 8月21日(金) 全国ロードショー

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コトブキツカサ(映画パーソナリティー)

1973年生まれ。小学生の頃からひとりで映画館に通うほどの映画好き。現在、年間500本の映画を鑑賞し、すでに累計10,000作品を突破。1995年より芸人時代を経て、2010年より「映画パソナリティ」としての活動を開始。近年は、俳優としての顔ももち、ドラマや映画にも出演。活動の場を広げている。

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