セックスレスは、カップルの大きな悩みのひとつ。そこで今回は、セックスレスの定義やセックスレスになりやすいタイミングなどを紹介します。
セックスレスは、コミュニケーション不足やすれ違いから、大きなストレス要因になります。カップルがもっと絆を深めることができるように、本音を伝えることが大切です。
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「セックスレス」の3つの定義
1か月以上セックスしていない
「セックスレス」を決める定義のひとつに、期間に注目する考え方があります。これについてはさまざまな説はありますが、一般的には「1か月」と定義されています。
「1か月セックスをしていない」という期間を、長く感じるか短く感じるかはそれぞれのカップルによって感覚が異なるもの。ただ、「1か月」という期間はひとつの目安と言えそうです。
特別な事情が無いのにセックスしていない
セックスができない事情がこれといってない健康なカップルにもかかわらず、1か月にわたってセックスをしていない場合は、「セックスレス」の疑いがあります。
この基準は、病気や怪我、別居といった事情があるカップルには当てはまりません。「セックスがしたくてもなんらかの事情によってセックスできていない」のであれば、1か月間レスでも気にする必要は無いでしょう。
お互いの同意が無いままレスになっている
セックスレスの本質は、コミュニケーション不足です。カップルのどちらかがセックスを望んでいるにもかかわらず、もう一方がそれを受け入れることができない状態がセックスレスです。
セックスをしたい・したくない理由が互いに分からないまま、コミュニケーションを深めることができずにいる状態とも言えます。
例えば、共働きの夫婦の場合、日中は仕事ですから互いに顔を合わせて話すことはあまりありません。家にいても、家事や育児といった日々のやることを優先した結果、対話が減ってしまっているのです。
まずは、コミュニケーションをとるところから始めてみましょう。
1か月以上セックスをしていないカップルでも、お互いに納得して問題はありません。むしろ、円満なコミュニケーションがとれていると言えます。
セックスレスになりやすいタイミング
子どもができたとき・生まれたとき
妊娠や出産、育児など、幸せなはずの子どもの存在が、場合によっては、セックスレスの原因になってしまうことがあります。
妊娠中の女性の体調は、日々目まぐるしく変化します。
悪阻で苦しいときに誘われてもその気になんてなれません。問題無くおなかの赤ちゃんが育っていればいいのですが、何が起こるかは分からないため安定期でもセックスを控える方もいるでしょう。
また、見た目の変化で誘いづらいという男性もいるようですが、それを口に出す男性に対して女性はいい気持ちはしないでしょう。
むしろ、「大切な子どもがお腹にいるのに…」と気持ちが冷めるきっかけにもなりかねません。
また、出産後は子育てが待っています。女性の体は、出産時はボロボロと言っていい状態。そんな状態で子育てもしながらだと、体力回復にも時間がかかります。旦那さんのサポートが無い、少ない状態であればなおさらです。
そうして、夫婦として触れあう機会が減っていくことで、セックスレスになってしまうのです。
両親との同居
結婚してどちらかの親と同居し始めれば、それまでのふたりだけだった暮らしが変わってしまうことも。
「物音でバレないか気になってしまう」「セックスに集中できず気分がのらない」と悩む夫婦も少なくないようです。
満足にセックスできない環境になってしまうと、徐々に回数も減り始め、いつのまにかセックスレスになってしまいます。
仕事や環境の変化
仕事の変化や生活環境の変化も、セックスレスの原因につながりやすいもの。特に仕事が忙しくなるタイミングには要注意です。
繁忙期はもちろん、「取引先と成約できるか」「昇進や出世がかかっている状況」など、プレッシャーを感じるタイミングになると、疲労のためにスキンシップをとりづらくなってしまうものです。
また、男性の場合はプレッシャーから勃起不全になり、それを言い出せずにレスになってしまうケースもあります。
生活環境の変化も同じ。「食事を一緒にとれない」「顔を合わせられる時間帯が無い」など、ふたりの生活がうまく噛み合わなくなってしまうと、セックスレスに陥ってしまうことは珍しくありません。
互いの本音を伝え合うことが大切
セックスレスにならないために必要なのは、相手に対して本音で向き合うこと。
コミュニケーション不足になると、片方が何かを我慢し続けているような関係になってしまいます。そうなれば、カップルの関係は長続きしません。
お互いに生まれ育った環境もも違うからこそ、を相手に合わせることは不可能。だからこそ相手に言いたいことはきちんと伝えて、分かり合う努力が大切です。
喧嘩になってしまっても、きっと大丈夫。まずは伝えることが大切です。