パソコンやスマートフォンを駆使して時間や場所にとらわれずどこでも仕事をする「ノマド」や旅先で仕事をするような「ワーケーション」という言葉がすっかり社会に浸透した昨今。
WEB関係の仕事ではIターンや、Uターンなども盛んに推奨されています。
好きな場所で仕事もプライベートも両立させたいと思っているキャリア女子たちなら、一度は気になったことがあるはず。そこで実際に、移住を実現させた女性たちに聞いてみました。
今回は宮崎移住編です。
行ったことがあるのと住むのって全然違いますね、いい意味で。懐かしさと新しい発見が織り混ざってその場所に対する愛着が強くなる気がします。
宮崎移住について話してくれたのは、生まれも育ちも東京の福子さん(32歳、仮名)。移住する以前はいろいろと悩んだり、うまくいかなかった過去もあったと明かしてくれました。
住み慣れた都会を離れ、両親の故郷・宮崎県に移住して8ヶ月。移住で仕事や週末の過ごし方はどう変わったのか?気になる宮崎での生活をお聞きしました。
Q. 移住のきっかけを教えてください!
大学を出てから都内の大きな企業に入りまして、正直なところ仕事の多さやペースについていけなくて…何回か転職しました。
通勤とか、人の多さに疲れることも多くて…移住のきっかけは、ただ「逃げたい!」ってそれだけかも。
せっかくの休みの日も疲れ果てていて、東京では全然楽しめてなかったです。
Q. 選んだ場所はなぜ宮崎だったんですか?
もともと両親の故郷なので、子どもの頃から夏休みなどに来て、よく遊んでいました。全く知らない土地ではないです。移住を考え始めた時も、多少は安心感がありました。
それと、海の近くに住んでみたいなって憧れもありました。
今は、宮崎県の青島を拠点にしているんですけど、仕事を終えてから夕方、海辺に行ってお酒を片手にって感じが好きですね。選択は間違ってなかったです(笑)
Q. 宮崎での仕事はどのように探しましたか?
仕事はWEB関係。東京に本社があります。
会社のWEB事業部は「ネット環境さえあればどこでも仕事が可能です」と求人情報に出てました。「そんないい話ってあるの?」と半信半疑でしたけど、すがる思いで応募して採用されちゃいました。
業務で担当している内容も、これまで勉強してこなかった分野でしたが、慣れました。
在宅で仕事ができちゃってます。本社との打ち合わせではSlackやMessengerなど、SNSや連絡用のアプリを活用しています。
私にとって通勤時間ゼロはかなりうれしいポイントです。
Q. 宮崎で人との交流ってありますか?
サーフィンとヨガの教室に通ってから友だちができました。
青島は移住してきた人が大半です。
今までの都会のストレスとか、すごく共感できる話ができることがうれしくてお酒がすすみますね(笑)
Q. 住むところはどうやって探したんですか?
青島は迷いなく決めました。海の風景がとてもきれいです。
特に晴れた日の朝日が太平洋から出てくる瞬間を見るとたまりません。早起きできた時の楽しみです。
家賃がとにかくすごく安いです。
無駄に3部屋もあるんですけど…東京では考えられないですね。仕事部屋、寝る部屋、お酒を飲む部屋と分けて使ってみてます。
いずれは家の中にちょっとしたバーカウンターを自作してみようかと思ってます。
Q. あえて聞きます。移住のデメリットもありますか?
うーん。車がないと時間の無駄が多いです。電車やバスが、1〜2時間に1本しかないので。お酒を飲んだ後に車で帰れない…でも、運転代行サービスを使うことで大抵の問題は解決します!
Q. 宮崎の良いところってどんなところですか?
そんなに田舎っぽさもなく、街に出れば繁華街があって、金曜や土曜は朝方5時とかまでたくさんの人が飲み歩いてますよ。3~4軒のハシゴは当たり前みたいです。
ニシタチって呼ばれるエリアがあるんですけど、ここは本当にお店が多くて、スナックとかは安いし、アットホームですし、お酒好きにはたまらないです。結構、女子のお客さんも多いんですよ。
あと、海も川も山も全部きれいで自然が豊かで、なんとも絶妙なバランスですね。
Q. これからの夢や計画はありますか?
ステキな男性と出会えればもう文句なしの人生ですよね。
宮崎の男性を表現する「いもがらぼくと」って言葉があるんです。
外見は頼もしいけど、実はお人好しで柔らかい人柄って意味で。本当にその言葉通りで温厚で親切な男性の方が多いと思いました。がんばります!
福子さんのように、思い切って逃げてみた結果、自分に合った住む場所、働き方、遊び方に出会えることがあるのかもしれないですね。
素敵な「いもがらぼくと」と出会えますように。
移住に関する支援
宮崎への移住が気になった方は「あったか宮崎ひなた暮らし」もチェックしてみてください!