ビジネス英語の落とし穴 「All Right」は使って大丈夫?

グローバル化が進む日本、様々なシーンで使われる「英語」。よく聞くフレーズなのに、いざ話そうとすると出てこないし今さら聞けない…なんて事は意外と多いもの。

そんな英語のお悩みや課題を、「非帰国子女でも英語でビジネスできる」をテーマに、イングリッシュコンサルタント保呂田友里が解決します。

Q.

西新宿勤務(営業職)20代 スミ智子さん(仮名)のお悩み

営業職で常に人と話しているからか相手の表情である程度の喜怒哀楽がわかるので、自分の言葉が相手にどんな風に印象を与えるか気を遣って話したりしてるんですけど、それは日本語の場合です。

最近カタコトの日本語を話す外国人のお客様も増えたので私も頑張って英語で話そうとしてるんですが、なかなかうまくいきません。知らない言い回しも沢山あるし、一番怖いのは意図せず失礼なことを言ってしまったとき。

敬語とか丁寧語とかってやっぱ必要ですよね?これだけは気をつけた方がいい言い方とかってありますか?

A. いよいよ2020年、オリンピックイヤーに突入ですね!街ですれ違う外国人も増えてきますし、スミ智子さんのように思いがけずお仕事で外国人と触れ合うことが増えてくる方も少なくないはず。

確かに、意図せず失礼な言い方をしていたら不本意ですし、日本語の敬語にあたる表現についてはよく聞かれるところです。

でも私、その辺あまり気にしないでいいと思ってるんです。日本人なんですから英語ネイティブの感覚なんてわからなくて当然だし、そんなので怒る外国人なんてそんなにいませんから。

とはいえ私の外国人元上司のようにいちいちうるさい人もいて(笑)、異文化、異言語コミュニケーションにおいてはできるだけ通じやすく正しい表現を探すのがエチケットということも学びました。

「承知いたしました」の言い方に気をつけよう

今回は、私が20代の頃に外国人上司に対して“意図せず吐いた暴言”(笑)の中から、日本人が陥りがちな3つの落とし穴をご紹介しましょう。

“All right!” の落とし穴

上司からの依頼によかれと思って“All right !”を連呼していると「失礼だからやめなさい」と一蹴された私。

「気は乗らないけど仕方ないからやってあげるよ」というニュアンスに聞こえるらしいんです!

「オーライ」なんてもはや快諾の代名詞のように和製英語化しちゃってますからビックリですよね。

“Sure”、”Okay, will do”、”My pleasure”などが無難です。

“Do you know ◯◯?” の落とし穴

上司に何気なく”Do you know Livedoor?” (ライブドアって知ってます? のつもりで)聞いたところ “Are you making fun of me?”(バカにしてる?)と顔で笑いながらマジな目で言い返されました。

これくらいでわざわざつっかかってくるとか内心「はぃ!?」と思った私ですが、こう聞かれると実際多くのネイティブが「知らなかったらダサイ」って言われているように感じるようなんです!ビックリですよね。

「◯◯のこと知ってる?」と言いたいときは、“Have you heard of ◯◯?”とか、“Do you know about ◯◯?” と、聞くようにしましょう。

“It’s okay!” の落とし穴

上司から”Do you wanna go eat lunch with me?” と誘いを受け、”OK!”だけだとカジュアルすぎてちょっと失礼かな~と、満面の笑みで”It’s OK”と答えた私。
とたんに上司の顔が外国人特有の呆れ顔になって気まずい空気に…。
「なんでなんで?」と思ったらなんと私、お誘いを笑顔で断っていたようなんです(笑)。

“It’s OK” だと、日本語でいう「あ、大丈夫です(=結構です)」という程の良いお断りワードになるんです! ビックリですよね。
承諾するなら”OK!” とだけ伝えましょう。

日本人の”Politeness”は世界でも有名な話。
少々間違えたって、”Rude”とは思われませんから、恐れずどんどん英語を発することが大事です!

それでは、Good luck!

この記事を書いたひと

English Consultant
Yuri Horota

慶應大学、慶應大学院卒業後、丸の内の国際会計事務所でキャリアウーマン時代を経て現在は[Oh! Native English]を運営するDeLQ it.LLC[デルクイ]代表。光文社[Web女性自身]、レアジョブ[English Lab][アビタス][Randstad]などでのコラム執筆や講演活動、英語指導もこなす自由なビジネスウーマン。

この記事を書いたのは
Poco'ce

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