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世界中の視線を集める究極のサラブレッド “リリー=ローズ・デップ” 出演の話題作

今回ピックアップするのは母親は女優で歌手のヴァネッサ・パラディで父親はジョニー・デップという正真正銘のセレブ一家に生まれたセレブ、リリー=ローズ・デップ。

彼女がエヴ役で登場する「パリの恋人たち」をご紹介します。

ジャーナリストとして働く青年アベル(ルイ・ガレル)は、3年間同棲していたマリアンヌ(レティシア・カスタ)から妊娠していることを告げられますが、実は子供の父親が友人のポールだと知り落胆します。

そして別々の人生を歩むようになったふたりは、数年後にポールの葬儀で再会。

昔を思い出しながら次第に距離が縮まるアベルとマリアンヌですが、そこにアベルを慕うポールの妹エヴ(リリー=ローズ・デップ)が登場して…。

短編小説のように観ている者を世界へ誘う

「パリの恋人たち」は、フランスを舞台とした現代版ヌーヴェル・ヴァーグ・ラブストーリーです。

「妊娠したの。でもあなたの子ではない…」恋人マリアンヌから告げられたアベルは動揺しつつ父親は誰かと問うと、アベルの友人であるポールだと悪びれずに告白します。

最悪の状況下に置かれたアベルですが、誰かに怒りをぶつけることもなく現状を自分の中で消化しようとします。

2018年の第31回東京国際映画祭ワールド・フォーカス部門にて「ある誠実な男」というタイトルで上映された本作は、主人公アベルの優しさと誠実さが詰まった物語であると同時に、人間の本質的な恋愛に対する真理を描いた作品なのです。

上映時間75分の本作は、まさに短編小説を読んでいるかのごとく観客に設定を投げかけ物語を熟考させます。

自分がアベルの立場やマリアンヌの立場ならどう行動して何を語るのか?

それぞれの登場人物が自分の想いに、どうやって折り合いをつけるかが映画の見どころのひとつなのですが、大人になったポールの妹・エヴが登場してから物語は大きく変化します。

子供の頃からアベルを慕っていたエブは、大人になりアベルに対しての思いが止められず、かなり大胆にアプローチします。

紆余曲折を経てアベルと同棲することになったエヴですが、自分の思い通りのストーリーに満足するはずが、月日が経つにつれどこか物足りなさを感じていきます。

人生は願いが叶う過程が楽しくて、何かを手に入れてしまったらそれが色褪せることもあるという真実が描かれているのです。

リリーは今が大きな分岐点

パリとロサンゼルスを行き来する子供時代を経てシャネルのモデルとしてキャリアをスタートしたリリー=ローズ・デップは、アーティストのMVに出演したりLGBT支援のプロジェクトに参加したりしながら、ハリウッドで映画女優として活動。今やSNSも含めて若い世代を中心とした絶大な支持を得ています。

映画初主演作品「コンビニ・ウォーズ」では父親のジョニー・デップと母親のヴァネッサ・パラディと共演し話題となり、プライベートでは「君の名前で僕を呼んで」でアカデミー賞主演男優賞にノミネートされた俳優ティモシー・シャラメとニューヨークの路上でキスする写真や船上での熱い抱擁などをパパラッチされ話題を集めています。

二世俳優としてキャリアを積むリリー=ローズ・デップですが、過去にはインタビューで家族ネタを披露して世間をざわつかせ、セレブパーティでは服を脱ぎ捨ててはしゃぐ姿などが拡散されました。

親の威光を足場にしてショウビズで羽ばたく俳優は沢山いますが、プライベートな問題でレールから外れてしまうセレブも大勢います。

この問題はセレブだけではなく、恋愛でも仕事でも成功を手にしようとする人達全員に言えることかもしれません。

リリー=ローズ・デップはいま女優として大きな分岐点に立っているのです。

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(C)2018 Why Not Productions

「パリの恋人たち」

監督/ルイ・ガレル
出演/ルイ・ガレル、レティシア・カスタ、 リリー=ローズ・デップ 他
公開/12月13日(金) Bunkamura ル・シネマ 他

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[box class=”box28″ title=”この記事を書いたひと”]

コトブキツカサ(映画パーソナリティー)
1973年生まれ。小学生の頃からひとりで映画館に通うほどの映画好き。現在、年間500本の映画を鑑賞し、すでに累計10,000作品を突破。1995年より芸人時代を経て、2010年より「映画パーソナリティー」としての活動を開始。近年は、俳優としての顔ももち、ドラマや映画にも出演。活動の場を広げている。

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