恋人や同僚など、男性のために何日も前から時間もお金もかけてバレンタインの準備をしています。なのに、ホワイトデー当日に音沙汰もなくモヤモヤした経験を持つ女性も多いでしょう。
お返し目当てでなかったとしても、せめて一言でももらえればうれしいものです。
調べてみると…そもそも海外では、ホワイトデーはほぼ存在感なし!欧米では、「ホワイトデー」という文化そのものがないそうです。その代わり、バレンタインデーは男女関係なく、思いを伝える日。特に男性からの熱いプレゼントがあるのが多いのです。
日本のバレンタインはどうして男女で温度差があるのでしょうか?
今回は海外とのバレンタイン文化の違いからおさらい。ホワイトデーを楽しむTipsも紹介します。
海外のバレンタイン文化は男性がプレゼントする!?
本命や職場の人達・友達あてなど、女性が忙しいバレンタインデー。
これは日本独特の風習で、アメリカやヨーロッパでは男性から女性へのプレゼントが主流です。
アメリカでは、男性が女性にチョコレートやプレゼントを渡します。
本命のみで義理チョコの文化はありません。
オーストラリアでは、男性から女性にバラを贈るのが一般的。バレンタインには花屋さんからバラがなくなってしまうほどだと言います。
フランスでは、好きな人ではなく奥さんや恋人にプレゼントを贈ります。花束が一般的ですが、いつも一緒にいる相手なので、下着や香水も人気です。
女性たちのバレンタイン・ホワイトデーに対するモヤモヤ
日本は昔から女性が男性に尽くす風潮が強いので、バレンタインも自然と女性が男性にプレゼントを贈る文化ができたのかもしれないですね。
しかし、男女平等に声をあげることが多くなったこのご時世。
女性社員同士がお金を召集して、男性社員全員のために義理チョコを贈る会社の伝統などにウンザリしている女性もいるのではないでしょうか?
あとは、時間とお金をかけて彼氏に手作りのチョコ贈ったのに、ホワイトデーのお返しがなかった…など。
実際BE-SQUARE編集部員も、日本のバレンタイン・ホワイトデー文化にモヤモヤや不満を抱えたことがあるようです。
- バレンタインデーって、手作りを要求されている気がする。(学生の時は特に。)手作りのクオリティで女子力が計られている感じがして「めんどいなー」と思ってた。
- 小学1年生の頃、両思いの子にバレンタインのお返しで指輪もらったのを覚えてる!これが一番心に残ってるホワイトデーの思い出で、以降はそれを超えるホワイトデーはないかな。歳をとるごとに、男性がホワイトデーを軽く考えているのを感じるようになった気がする。
- 海外男性とお付き合いして、バレンタインに花束をもらって驚いたと同時に、日本は「チョコ」の縛りがいけないんじゃないかと思いはじめました。
- 思えば、中学校のみんなにチョコ配る文化以来、ホワイトデーのお返しもらったことがない。
- 手作りの人が評価されて、買ってきた人はズボラなイメージで見られちゃう。
などなど、様々な声が聞こえてきました。バレンタインで女子力を測られることなどは、息苦しいですよね。もっと気楽な習慣へと変わって欲しいものです。
日本のバレンタインデーはなぜ女性からプレゼントをするのか
日本でバレンタインデーに女性からプレゼントする風習ができたのは、1958年のバレンタインキャンペーンでした。
このキャンペーンを開催した有名菓子メーカーが、女性から男性へチョコレートを贈ることを提案したためです。
買い物客は女性が多いことに加え、女性解放を目的としたウーマン・リブ運動の流れも加って考えられたのがバレンタインデーでした。
日本のホワイトデーの起源
それでは、ホワイトデーはなぜ生まれたのか?
ホワイトデーの起源にはいくつかの説があります。
1つめは、1970年代に全国のお菓子メーカーがバレンタインデーに対し、各自でお返しキャンペーンを始めたことがきっかけとする説です。「贈り物をもらったらお返しをする」という日本人の文化から生まれた発想でした。
2つめは、「全国飴菓子工業協同組合」が1978年にホワイトデーを誕生させ、2年間の準備期間後、1980年に正式にホワイトデーを実施したという説。そして、バレンタインのお返しのために、老舗菓子店がマシュマロを販売したこともホワイトデーの起源とも言われています。
ホワイトデーに渡すお菓子には意味がある!
せっかくホワイトデーに日本特有の文化があるなら、楽しんじゃいましょう!
ここで意外と知られていないホワイトデーのTipsを紹介。
実は、ホワイトデーに渡すお菓子には意味が込められています。
マカロンは特別な人へ
マカロンは特別な人に贈ります。特に、高級感があるマカロンは特別感も演出できます。恋人に限らず特別な存在の人に贈ってみてはいかがでしょうか。
好きな人に贈るならキャンディーがおすすめ
キャンディーは固く、味が長く続くことから「仲が壊れない」「関係が長く続く」という意味があります。
マシュマロは「関係が続かない」説も
マシュマロは、ホワイトデーの起源に関わっているためお返しとして最適と思われがちです。しかし、マシュマロは口に入れると溶けることから、「関係が続かない」「早く忘れたい」と連想されるようになりました。そのため、もらった側としては判断に困る贈り物となっています。
日本男児よ、お返し待ってる♡
いかがでしたか?日本のバレンタイン・ホワイトデーの起源や、お菓子に込められていた意味など、意外と知らなかったことも多いと思います。
毎年バレンタインに時間と労力を費やしている女子は多いもの。それに対して、ホワイトデー当日に音沙汰もないと女子は悲しくなっちゃいそう…。
パートナーとの関係を良好に続けるためにも、彼女が喜びそうなプレゼントを選んであげてください♪