ジェニファー・ロペス 世間の悪評乗り越え 映画「ハスラーズ」 主演

ジェニファー・ロペス主演「ハスラーズ」

ウォール街を震撼させた驚愕の実話を描く、クライム・エンターテイメント「ハスラーズ」。キャリア史上、最高の演技と批評家たちから絶賛されるジェニファーのタフな生き方に学びたい。

舞台はリーマン・ショック後のニューヨーク 狙うは裕福な金融マンのお金

幼いころ母親に捨てられたデスティニー(コンスタンス・ウー)は、一緒に暮らす祖母を養い、借金を返済するためにストリップクラブで働き始めますが、その環境に馴染めずにいました。

しかしトップダンサーとして大金を稼いでいたラモーナ(ジェニファー・ロベス)と出逢った事ことで運命は切り開かれます。

2人は本当の姉妹の様な関係となり、仕事のテクニックを教えてもらううちにデスティニーは満足のいくギャランティーを稼げるようになっていくのです。

しかし、サブプライムローン問題がきっかけで世界経済は衰退。

客であるウォール・ストリートで働く金融マン達は次第に店から遠のき、ダンサーも生活が苦しくなっていきます。

そんな最中、ラモーナは事態を打開するために仲間たちと一緒に客から金をだまし取る計画を企て実行するのですが…。

幼い頃に母親から見捨てられたデスティニーは、育ててくれた祖母だけが心の拠り所でしたが、クラブでラモーナと出会ったことで人生が大きく変わります。

自分のことを妹のように可愛がってくれるラモーナに対して友達を超えた深い絆をデスティニーは感じたのです。

母親から捨てられたトラウマを抱えるデスティニーは、より深い情をラモーナに求め、彼女もそれに応えたのです。

経済が冷え切ってお金が回らなくなり、生活に困ったラモーナ達はチームを組んで客から金を騙しとるという手段に出ますが、その「仕事」はとても順調でガールズ達は皆リッチになっていきます。

ジャネット・ジャクソン、ブリトニー・スピアーズ、リアーナなどの時代を反映したダンスナンバーが随所で流れる中、お金を稼いで絶頂のラモーナが自分のペントハウス仲間を呼びクリスマス・パーティーを楽しむ場面では、ショパンの「別れの曲」が流れます。

この祭りは永遠には続かないし、人はいつしか別れがくるんだというメッセージだと受け取りました。

「この街この国全体がストリップクラブだった。金をばら撒く側と踊る側の人間がいただけだ…」この作品は、ストリップで働く女性達の姿を描きながら、現代社会に於ける経済的分断を描いているのです。

数々のスキャンダルにも折れない タフに生きるジェニファーの人生

ニューヨークで生まれたジェニファー・ロペスは幼い頃から女優に憧れ、17歳の頃に映画「マイリトルガール/きらめきの夏」でデビュー。

その後「セレナ」でゴールデングローブ賞候補となり、ジョージ・クルーニーと共演した「アウト・オブ・サイト」の演技が評価され、ハリウッドにおけるAクラスセレブとなりました。

彼女は役者活動と並行して歌手活動を行い、デビューアルバムはアメリカ国内だけで300万枚以上を売り上げます。

順調なキャリアを積み上げていったジェニファーですが、派手な私生活で度々パパラッチされ、ベン・アフレックとの交際時には「ベニファー」の愛称で2人の交際はタブロイド誌を賑わせました。

計4度の結婚と離婚を経験した彼女ですが、元夫が出そうとした暴露本や、結婚生活を公にするドキュメンタリー映画の公開を阻止するために何度も裁判で争います。

スキャンダルやイメージで人気に陰りが見えたジェニファーですが、その後大人気オーディション番組「アメリカン・アイドル」の審査員として出演し話題となり、現在では洋服ブランドや香水などの販売が好調。

プライベートでは昨年、元ヤンキースの野球選手だったアレックス・ロドリゲスと婚約を発表しました。

普通なら心が折れてしまいそうな私生活のトラブルや世間の悪評を乗り越えて、完全復帰したジェニファー・ロペス。

彼女の女性としてのタフな生き方には学ぶべき部分があるかもしれません。

ハスラーズ
監督・脚本 ローリーン・スカファリア
出演 コンスタンス・ウー、ジェニファー・ロペス、ジュリア・スタイルズ、キキ・パーマー、リリ・ラインハート 他
公開 2月7日(金) 全国ロードショー

この記事を書いたひと

コトブキツカサ(映画パーソナリティー)
1973年生まれ。小学生の頃からひとりで映画館に通うほどの映画好き。現在、年間500本の映画を鑑賞し、すでに累計10,000作品を突破。1995年より芸人時代を経て、2010年より「映画パーソナリティー」としての活動を開始。近年は、俳優としての顔ももち、ドラマや映画にも出演。活動の場を広げている。

この記事を書いたのは
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