「まも~る」って何?
日本人の2人に1人ががんになると言われる時代。がんの予防と早期発見を目的とした様々なサービスが生まれています。
中でも20~30代の女性会員が増えている新しいサービス“がん予防メディカルクラブ”「まも~る」に注目。
サービスを運営するプリベントメディカル社の久米慶社長に、スタートの背景や特徴をお聞きしました。
がん予防メディカルクラブとは、どんなもの?保険とは違うの?
朝比奈 メディカルクラブと聞くと、VIP向けのサービスというイメージがあるのですが、「まも~る」は誰でも入会できるのですか?
久米 もちろんです。今までのメディカルクラブは、高額な入会金や年会費がかかる、富裕層向けのサービスがほとんどでした。当社では、一般の方のニーズにも応えられるメディカルクラブを提供したいという想いで、2016年から「まも~る」をスタートしました。
桐谷 「まも~る」を始めるきっかけは、何だったのですか?
久米 元々は自分の母親をがんで亡くしたことがきっかけです。毎年健康診断は受けていましたが、健康診断で異常なしと言われた3カ月後にがんが見つかり、そのときはすでに末期でした。当時は健康診断でがんが見落とされたのかな、と思いました。でも大人になってから分かったことですが、健康診断で全てのがんを調べるわけではないのです。
桐谷 健康診断で異常がなかったら、健康だと思ってしまいますよね。
久米 そうですね。僕が別の会社を経営していた2015年には、社員45人中3人にがんが見つかったという経験もあります。もちろん健康診断は毎年しっかりやっていましたが、そこでは見つからず、がん検診で分かりました。肝臓がんが見つかった社員は健康診断では肝臓の数値はずっと正常だったのに、がん検診を受けてみたらすでに末期で2017年に他界しました。がんは早期発見であるほど治療成績が良好というデータが出ていますから、いかに早期発見が重要であるかを身近に実感しました。
「まも~る」の会員はどんなサービスが受けられるのですか?
朝比奈 「まも~る」は、具体的にどんなサービスが受けられますか?
久米 当社では、先端医療の技術を使った尿によるリスク検査 “Noah(ノア)” を採用しています。年に1回、自宅で同意書に記入して、手順に従って採尿をしたらポストに投函するだけ。病院に行く必要はありませんし、痛みを伴うことなく検査ができるのがメリットです。
桐谷 それは簡単ですね!尿検査だけでがんが分かるのですか?
久米 がんが分かるわけではなく、あくまでもがんのリスクを解析することができる検査です。解析結果はA~Dで提示され、C・D判定の場合はがんのリスクが想定される、またはがんになりやすい状態なので、たばこをやめる、食生活を見直すなど生活習慣を改善する取り組みを始めたり、より詳しい症状を知るためにがんドックを受けていただくことになります。
朝比奈 がんドックは高額ですよね。自己負担ができるのか心配です。
久米 会員の中でD判定の方については、当社の提携医療機関にて合計20万円(税込)までを上限として、がんドックを無料で受診できます。全国に約700の提携医療機関があり、希望の医療機関を指定してもらえれば、予約もクラブが行います。この一連のスキームは日本初の試みです。
桐谷 がんのリスクを知る方法として、遺伝子検査もあると聞いたことがあります。それとは違うのですか?
久米 遺伝子は先祖代々受け継いだものであり、一生変わらないので1回検査をすれば十分です。当社のリスク検査はその時の体の状態を調べますから、結果を受けて生活習慣の改善や検査、治療を行えば1年後の状態は変わります。
今、様々な業界で注目のALA(アラ)を使った先端医療のリスク検査
朝比奈 リスク検査“Noah”はどんな仕組みなのですか?
久米 検査には健康食品に用いられる成分のALAカプセルを利用しています。夜寝る前にカプセルを飲んでいただき、翌朝採尿します。それを郵送し、提携医療施設で検査すると、リスクの高い方の尿が反応します。
朝比奈 ALAカプセルを飲んでも体に影響はありませんか?
久米 ALAは元々私たちの体内にある天然のアミノ酸です。体内で作れるALAの量は年齢と共に下がっていくため、足りないものを補うという意味で、美容健康の分野でも、今話題になっています。
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美容業界でも注目を集める、5-ALA
昨年デビューしたALAVITA(アラヴィータ)の発売に伴い、美容業界でも5-ALAが話題に。
ALAVITAは、複雑化する大人の肌の悩みに着目した、ホリスティックスキンケア。日々の美しさを支える5-ALAをスキンケアに配合することで、新しいエイジングケアへのアプローチを可能にしました。
資料提供:ネオファーマジャパン(株)
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桐谷 毎年健康診断を受けていても、がんのリスク検査は必要ですか。
久米 がん予防への取り組みのひとつとして、できれば受けていただきたいですね。繰り返しになりますが、健康診断はがんの発見だけを目的としたものではないので、あらゆるがん種を早期発見するためには、不十分と言われているのです。
桐谷 がんは早期発見できれば怖い病気ではない、ということですか?
久米 そうです。早期のがんの多くは上皮内がんと呼ばれるものであり、治療をすれば転移や再発の可能性は低くなります。ところが、早期ではほとんど自覚症状がないので痛くもかゆくもない。このような状態ではがん検診を受けに行こうとは思わないでしょうが、尿検査によるリスク評価なら気軽にチェックできますし、病院でのがん検診を受けるきっかけにもなりますよね。体のどこかが痛いな、体調が良くないなという自覚症状が出てから検診を受けても、早期発見できる可能性は低いのです。自覚症状が出てすぐに病院へ行けば早期発見ができる、というのは間違っています。
自分だけでなく大切な家族のためにも、がん予防を始めよう
朝比奈 20代、30代の女性会員が増えているそうですが、その理由は何でしょうか?
久米 子宮頸がんや乳がんなどは20代後半から40代が発症のピークと言われています。その年代の女性はちょうど結婚や出産を考える方も多いので、自分だけでなく家族のためにもがん予防をしておきたいという方が増えているのだと思います。ちなみに、女性のがんによる死因のトップは何だと思いますか?
桐谷 乳がんなど、婦人科系のがんでしょうか。
久米 実は大腸がんなんです。大腸がんが死因のトップということは、ほとんどの女性が検診に行っていない証明でもあります。専業主婦の方は定期的な健康診断を受けていない場合も多く、発見が遅れてしまうケースも。実際に女性会員で大腸がんが見つかった方がいらっしゃいますが、早期発見だったため大事には至りませんでした。
朝比奈 リスク検査を受けるだけで、色々な不安が解消できますね。
久米 「まも~る」では医療の専門家に24時間、365日いつでも電話相談が無料でできるサービスや、総合相談医によるセカンドオピニオンも無料で受けられます。育児相談やメンタルヘルス相談もできるので、気軽に利用してほしいです。また、“Noah”でピロリ菌の感染リスクや生活習慣のリスクチェックも行っています。
桐谷 私も検査や検診始めます。
久米 若い世代でも、がん予防はとても大切です。仕事や育児など、日々忙しいとは思いますが、がん予防を意識するきっかけのひとつに「まも~る」を加えてもらえると嬉しいです。がんになってから治療すればいい、という考え方はとても危険です。自分の体と向き合いながら、がんにならない体を目指し、がんを早く見つけて治療ができる環境をつくることで、がんという病気を恐れずに生活ができます。私たちはそのお手伝いができれば良いと考えています。
「女性特有のがん」働く女性たちの関心は高まっています。
WOMAN EXPO2019に出展
5月18日(土)・19日(日)の2日間、六本木の東京ミッドタウンで開催され「WOMAN EXPO TOKYO 2019」にて、ネオファーマジャパン(株)と共同でブースを出展。プレイベントを含め合計11,271人の来場者となる盛況ぶりでした。乳がん自己触診用手袋と、良性と悪性の腫瘍の違いを触って確認できる乳がん検診シミュレーターの体験コーナーでは、悪性腫瘍のしこりの感覚に驚かれる方も多く、その感覚をしっかり覚えておこうと、皆さん真剣に触診体験をされていました。
がんの早期発見 「がんになってから考える」から「がんになる前に考える」時代へ
自宅でカンタンな尿検査(リスク検査「Noah」) 早期発見のキッカケをつくる
▶︎ がんドック受診サービス 判定結果:Dだったら…精密検査を受ける
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INFORMATION
「がん予防メディカルクラブ“まも~る”」会員プラン入会費0円
◆スタンダードプラン3,980円/月(がんドック受診サービスあり)※20~64歳
◆シニアスタンダードプラン5,480円/月(がんドック受診サービスあり)※65~74歳
※他プランあり
【オプション】がんドック紹介サービス、会員限定サプリメント
プリベントメディカル(株)
03-5643-8403
https://preventme.co.jp
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