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アニャ・テイラー=ジョイ かわいいと評判でも“自分を綺麗だと思わない”訳

モデル、女優として大活躍のアニャ・テイラー=ジョイ。自分の見た目やスキルに自信が持てず、世間の評価と自身の認識のズレに苦しみながらも努力を続けることで成功への道を歩む彼女。ポジティブな思考は人を惹きつけるのです。

夢と恐怖がシンクロするタイムリープ・サイコ・ホラー

物語の舞台はロンドンのソーホー。

ファッション・デザイナーを夢見ているエロイーズ(トーマシン・マッケンジー)は、デザイナーを志す学生達の登竜門的な学校「ロンドン・カレッジ・オブ・ファッション」に合格し、田舎からソーホーに引っ越すことになりました。

エロイーズは幼い頃から普通の人には見えない何かが見える力があり、子供の頃に自殺してしまった母親が目の前に現れることもありました。家を出る日にそんな母親ともお別れをして大都会に向かったのです。

寮生活では対人関係で馴染めず、古い家屋の一室を借りて一人暮らしを始めるのですが、彼女は夜な夜な不思議な夢を見るようになります。

その夢には1960年代のロンドンで歌手を夢みているサンディ(アニャ・テイラー=ジョイ)が登場するのですが、次第にエロイーズとサンディがシンクロしていくのです…。

人を熱狂させるエドガー・ライトの作品

天才や奇才と観客や関係者から言われ、その才能を評価されている映画監督は沢山いますが、本作の監督であるエドガー・ライトは僕にとってそれらの枠を超えた存在で、彼の作品を個人的に偏愛しています。

エドガーがこれまで手掛けた作品は、「ショーン・オブ・ ザ・デッド」「ホット・ファズ」「スコット・ピルグリム vs 邪悪な元カレ軍団」「タンタンの冒険」「アントマン」「ベイビー・ドライバー」などですが、多様なジャンルの物語を映画愛で包み込みながら制作しているだけでなく、興行収入的にも軒並みヒットしているのです。

頭の中の妄想や夢で世界が変わっていくという物語はこれまでもありましたが、田舎育ちで学生寮の同級生達と上手くコミュニケーションが取れないエロイーズが、イマジネーション(想像)の概念を突き破り、派手で妖艶で男性を虜にするサンディと同一化していく様はまさにエンターテイメントの恍惚。

華やかな街ソーホーを舞台としたタイムリープ・サイコ・ホラーを是非劇場で体験してみてください。

努力していれば誰かが評価してくれる

アニャ・テイラー=ジョイはアメリカ・フロリダ州マイアミで生まれた後、父親の仕事の関係でアルゼンチン、そしてイギリスに移り住みます。

彼女は子供の頃から女優という職業に興味があったそうですが、ある日道を歩いている所をスカウトされてモデル活動を始めます。

そして数本のテレビドラマへの出演を経て、映画「ウィッチ」(ロバート・エガース監督)、「スプリット」「ミスター・ガラス」(M・ナイト・シャマラン監督)、XーMENシリーズのスピンオフ作品「ニュー・ミュータント」に出演。

そしてNetflixドラマ「クイーンズ・ギャンビット」主演では遂にゴールデン・グローブ賞の女優賞を受賞するのです。

アニャはモデルとしてもファッションの祭典であるメットガラに招待されたり、ディオールのアンバサダーに就任するなど飛ぶ鳥を落とす勢いなのですが、そんな彼女もイギリスに移り住んだ幼少期は英語が喋れずクラスメイト達からのイジメに遭い、学校のトイレで頻繁に泣いていたそうです。

その頃のトラウマで自己肯定感が薄いのか、女優として成功したにもかかわらず、「映画に出演できるほど自分のことを綺麗だとは思わない」とインタビューで答えていました。

自分の見た目に自信が持てないアニャは、世間の評価が高まるにつれ自身の認識とのズレに苦しんだのかも知れません。

しかし最近では自信に満ちた演技で観客を沸かせています。自分のスキルやルックスに自信がない人は多いですが、アニャの様に、努力さえしていれば誰かが貴方を評価してくれる日がくるはず。ポジティブな思考は人を惹きつけるのです。

『ラストナイト・イン・ソーホー』

© 2021 FOCUS FEATURES LLC.ALL RIGHTS RESERVED

監督 エドガー・ライト
出演 トーマシン・マッケンジー、アニャ・テイラー=ジョイ、マット・スミス 他
公開 12月10日(金)TOHO シネマズ日比谷、渋谷シネクイント 他

この記事を書いたひと
コトブキツカサ(映画パーソナリティー)
1973年生まれ。小学生の頃からひとりで映画館に通うほどの映画好き。現在、年間500本の映画を鑑賞し、すでに累計10,000作品を突破。1995年より芸人時代を経て、2010年より「映画パーソナリティー」としての活動を開始。近年は、俳優としての顔ももち、ドラマや映画にも出演。活動の場を広げている。

 

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