若かりし頃のジョン・レノンを熱演 多彩な存在感放つ加藤和樹

TEXT Reiko Matsumoto / PHOTO Isamu Ebisawa / STYLING Isao Tateyama / HAIR&MAKE Tomoya Enatsu(raftel) 衣装 グレージャケット44000円 Tシャツ 17000円 共にThe Viridi-anne TEL 03-5447-2100

バンド結成当初のビートルズのエネルギッシュな感覚を携えて僕なりのジョンを演じたい

世界中で知られるロックバンド、ビートルズだが、実はメジャーデビュー直前まで5人編成だったことを知っている人は少ないだろう。4人でのスタートをきるまでの時代を、彼らはどう生きてきたのか。ヴェールに包まれた若かりし頃を、ジョン・レノンと5人目のメンバー、スチュアート・サトクリフを中心に描いた舞台「BACKBEAT」がまもなく上演となる。ジョン役を演じるのは、俳優としてもアーティストとしても多彩な存在感を放つ加藤和樹さん。日本初演に向けての意気込みを伺った。

ージョン・レノン役だと聞いたときはどんな気持ちでしたか?

「まさか自分がビートルズのメンバーを演じるだなんてことは、夢にも思っていませんでした。世界中の人が知っているバンドなんて、とんでもなく雲の上の存在ですよ。恐れ多いし、プレッシャーもすごく感じています。だって、誰もが知っているジョンのイメージって絶対的にありますよね? でもそういう意味では、今回演じるのは結成当時の完成されていないビートルズなので、完璧さを求められない分、いろいろトライはできると思っています」

ー今回の舞台は、演奏シーンも堪能させてもらえそうですね。

「稽古に入るだいぶ前から、バンド練は何度も重ねてきました。おかげで、“バンドを結成したての若者たち”のエネルギッシュで前向きな感覚が自分たちにしみついていったのがすごくよかった。この感覚って、この作品には必要不可欠なものだと思うから」

ー夭折した5人目のメンバー、スチュアートは、ジョンにとってどんな存在だったと思いますか?

「ジョンとスチュはすごく才能がある者同士で、お互いに嫉妬する部分があったと思います。でもそれ以上に親友で、お互いを認め合っている。ジョンはスチュのことをすごく愛していたけど、どこかで手の届かない存在だと思っていたんでしょうね」

ー稽古してみて難しさを感じた点は?

「歌詞が英語ということですね。彼らってリヴァプール育ちですけど、アメリカに憧れてわざとアメリカの発音で歌っているので、その難しさはあります。だけど観に来てくださるお客さんは日本人なので、僕らなりのビートルズを演じたいと思っています。イギリスのウエストエンドで上演されたときには、リヴァプール訛りで演じるのがすごく大変だったと聞きますけど、僕らは日本語なのでそこは助かったなと思います。(笑)その分、内面をいかに彼らに近づけていくかということに力を注ぎたいですね。稽古に入る前には、リヴァプールに足を運んで、彼らが育った場所やジョンとスチュが住んでいたアパートを見てきたんですけど、それによって彼らの存在がすごく身近に感じられたし、彼らが生きていた息吹のようなものを体感できました。その感覚をお芝居にも落とし込みたいですね」

ー視察のご経験を含めて、アーティストとしての加藤さんにもいい影響を与えてくれそうですね。

「そうですね。曲作りの面でも、これからの自分の音楽に反映されるかもしれないと思っています。彼らの時代の音楽って、日本のポップスみたいにコードがどんどん展開することなく、3コードくらいでメロディが変わっていくわかりやすい構成なんです。自分の曲にはそういうノリのものがないので、今後取り入れていくのもおもしろいと思っています」

ー稽古中のリフレッシュ法についても教えてください。

「スーパーに買い出しに行って、その日食べたいと思ったものを作るのがいい息抜きです。基本的には家にいるときもずっと仕事のことを考えちゃうけど、料理中は料理のことしか考えないから。“何も考えない時間”って絶対必要だと思っているので忙しいときほど料理します。自分の好きなことをする時間を一日の中で少しでも持つと、自分らしさを保つことができるのでおすすめですよ」 世界中で知られるロックバンド、ビートルズだが、実はメジャーデビュー直前まで5人編成だったことを知っている人は少ないだろう。4人でのスタートをきるまでの時代を、彼らはどう生きてきたのか。ヴェールに包まれた若かりし頃を、ジョン・レノンと5人目のメンバー、スチュアート・サトクリフを中心に描いた舞台「BACKBEAT」がまもなく上演となる。ジョン役を演じるのは、俳優としてもアーティストとしても多彩な存在感を放つ加藤和樹さん。日本初演に向けての意気込みを伺った。

ージョン・レノン役だと聞いたときはどんな気持ちでしたか?

「まさか自分がビートルズのメンバーを演じるだなんてことは、夢にも思っていませんでした。世界中の人が知っているバンドなんて、とんでもなく雲の上の存在ですよ。恐れ多いし、プレッシャーもすごく感じています。だって、誰もが知っているジョンのイメージって絶対的にありますよね? でもそういう意味では、今回演じるのは結成当時の完成されていないビートルズなので、完璧さを求められない分、いろいろトライはできると思っています」

ー今回の舞台は、演奏シーンも堪能させてもらえそうですね。

「稽古に入るだいぶ前から、バンド練は何度も重ねてきました。おかげで、“バンドを結成したての若者たち”のエネルギッシュで前向きな感覚が自分たちにしみついていったのがすごくよかった。この感覚って、この作品には必要不可欠なものだと思うから」

ー夭折した5人目のメンバー、スチュアートは、ジョンにとってどんな存在だったと思いますか?

「ジョンとスチュはすごく才能がある者同士で、お互いに嫉妬する部分があったと思います。でもそれ以上に親友で、お互いを認め合っている。ジョンはスチュのことをすごく愛していたけど、どこかで手の届かない存在だと思っていたんでしょうね」

ー稽古してみて難しさを感じた点は?

「歌詞が英語ということですね。彼らってリヴァプール育ちですけど、アメリカに憧れてわざとアメリカの発音で歌っているので、その難しさはあります。だけど観に来てくださるお客さんは日本人なので、僕らなりのビートルズを演じたいと思っています。イギリスのウエストエンドで上演されたときには、リヴァプール訛りで演じるのがすごく大変だったと聞きますけど、僕らは日本語なのでそこは助かったなと思います。(笑)その分、内面をいかに彼らに近づけていくかということに力を注ぎたいですね。稽古に入る前には、リヴァプールに足を運んで、彼らが育った場所やジョンとスチュが住んでいたアパートを見てきたんですけど、それによって彼らの存在がすごく身近に感じられたし、彼らが生きていた息吹のようなものを体感できました。その感覚をお芝居にも落とし込みたいですね」

ー視察のご経験を含めて、アーティストとしての加藤さんにもいい影響を与えてくれそうですね。

「そうですね。曲作りの面でも、これからの自分の音楽に反映されるかもしれないと思っています。彼らの時代の音楽って、日本のポップスみたいにコードがどんどん展開することなく、3コードくらいでメロディが変わっていくわかりやすい構成なんです。自分の曲にはそういうノリのものがないので、今後取り入れていくのもおもしろいと思っています」

ー稽古中のリフレッシュ法についても教えてください。

「スーパーに買い出しに行って、その日食べたいと思ったものを作るのがいい息抜きです。基本的には家にいるときもずっと仕事のことを考えちゃうけど、料理中は料理のことしか考えないから。“何も考えない時間”って絶対必要だと思っているので忙しいときほど料理します。自分の好きなことをする時間を一日の中で少しでも持つと、自分らしさを保つことができるのでおすすめですよ」

 

Profile

2005年ミュージカル「テニスの王子様」で脚光を浴び、2006年にMini Album「Rough Diamond」でCDデビュー。単独ライブや全国ライブツアーを開催するなど、音楽活動を精力的に行っている。

また、俳優としてはドラマ・映画・舞台のほか、最近ではミュージカルや声優としても活躍している。

「BACKBEAT」

作/イアン・ソフトリー、スティーヴン・ジェフリーズ
翻訳・演出/石丸さち子
音楽/森大輔
出演/戸塚祥太(A.B.C-Z)、加藤和樹、辰巳雄大(ふぉ~ゆ~)、JUON(FUZZY CONTROL)、上口耕平、夏子 他
東京公演/5月25日(土)~ 6月9日(日)
会場/東京芸術劇場 プレイハウス

この記事を書いたのは
Poco'ce

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