ボイメン水野勝が主演『お終活』 初めて自分の作品で涙した

水野勝さんの主演作となる「お終活 熟春! 人生、百年時代の過ごし方」。

熟年離婚寸前の夫婦が “終活” をきっかけに新たな人生と向き合う様子がコミカルに描かれる本作で、水野さんは葬儀屋の新入社員、菅野亮太を演じる。

父親の心も動かせなければ この世界で大成できない

「これまで色々な役をさせていただきましたが、どれも見返すと自分の演技の反省点ばかりが目についてしまい冷静に観られなかったんです。

でも、今回は初めて自分の作品で涙しました。自分に自信をつけさせてくれましたし、何としてでもこの作品を出世作にしたいと思える大切な作品なので、たくさんの人に映画館で観ていただきたいです」

菅野はおっちょこちょいな部分はあるけれど、とても素直で誰からも好かれる好青年。水野さんご自身と似ている部分は? とお聞きすると「いや、遠いですね」と笑う。

「僕は割と好青年役を頂くことが多いのですが、実際の僕は、全然好青年じゃないです(笑)。

菅野は劇中で葬儀屋という仕事を『不吉だ』と言われ、“君の父親は君のやっていることを知っているのか?” “自分の仕事に誇りを持っているのか?” と問い詰められ黙ってしまいますが、僕は自分の意見ははっきり言うタイプ。

そんな風に言われたら “人の不幸で生活しているわけじゃないし、必要な仕事ですよね!?” って言い返します」

「でも僕も最初は父親からこの仕事を反対されていて…」と水野さんは続ける。

「この世界に入ったのは大学在学中でしたので、父に反対されました。でも事務所の社長にこの仕事は人を感動させるのが仕事、父親の心も動かせないでこの世界で大成できるかと言われて。だから父をライブに招待したんです。まだ当時はお客さんも少なかったですけど。でもそれを見た父がわかったって納得してくれました」

下積み時代は壊れそうなラジカセで練習

今でこそボイメンのリーダーとして大人気の水野さん。武道館やナゴヤドームでのコンサートをはじめ、リリースしたCDはオリコンチャート1位を獲得したりと、輝かしい実績を残しているが、始めた頃はとても辛かったと話す。

「稽古場もなくて公園で今にも壊れそうなラジカセを使って練習していました。ライブのチラシを自分たちで配って呼び込みをして…。でもその頑張りがだんだんと身を結んでたくさんのお客さんに見てもらえるようになって、今年で10周年を迎えることができました」

仕事に一生懸命なところは菅野と似てると話す水野さん。そこまで必死になれる原動力はなんだろう?

「僕、元々サッカーをやっていたんです。5歳で始めて18歳まで。でも、最後の最後で怠けてしまって高校3年の夏の大会でレギュラーを外されたんです。

13年間も必死で頑張ってきたのに、自分が怠けたことで失敗してしまった。だからこそ、もう同じ失敗はしたくない。サッカーの次に情熱を燃やすのはこれだと決めて入ったこの世界なので、絶対に頑張ると決めているんです」

キスどころか手も繋げなかった 青春時代の淡い思い出

残された人生を楽しく生きるための「熟春」はまだまだ先の水野さんに「青春」時代のお話を伺うと。

「中学時代の恋愛かな…。当時彼女がいたのですが、お互い部活が忙しくてデートも3年間で1回だけ。キスどころか手を繋ぐこともできませんでした(笑)」

結婚観を伺うと「彼女が望むことを全部叶えた結婚式を挙げてあげたい」という、女性たちが泣いて喜ぶお言葉が。

「結婚式って女の子の晴れ舞台だと思うから、やりたいことを全部してあげたい。それを叶えられる自分になるように頑張りたいっていう夢があるんです。あ、でも耳をつけて一緒に踊るとかはパスかなぁ(笑)」

きっと水野さんの代表作になること間違いなしの「お終活 熟春! 人生、百年時代の過ごし方」。笑いあり涙ありのお終活の行く末をぜひ劇場で楽しんで。

水野 勝
1990年生まれ。2010年に結成された東海エリア出身・在住のメンバーで構成されたエンターテイメント集団「BOYS AND MEN」のリーダーであり、俳優、タレントとしても活躍。主な出演作品は映画「白鳥麗子でございます!THE MOVIE」「HiGH&LOWシリーズ」、ドラマ「サチのお寺ごはん」「今夜、勝手に抱きしめてもいいですか?」など。舞台やバラエティでも幅広く活躍中。

TEXT Satoko Nemoto
PHOTO Isamu Ebisawa
STYLING Masakazu Amino
HAIR&MAKE Chiaki Aizawa

「お終活 熟春! 人生、百年時代の過ごし方」

(C)2021「お終活」製作委員会

脚本・監督 香月秀之
出演 水野勝、剛力彩芽、松下由樹/高畑淳子/橋爪功 他
公開 新宿ピカデリー、イオンシネマ他 全国にて公開中!

この記事を書いたのは
Poco'ce

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