新しい年になりましたね。あなたにとって今年はどんな年にしたいですか?
2023年はデジタル化の流れと、それに逆行する昔を懐かしむことが両立するとき。世の中の価値観が変わっていく過渡期を、楽しんで乗り越えていきましょう。情報が広がりすぎて錯綜する傾向があるので、ちゃんと自分で見極める目を持つことが大切です。
2023年は上半期と下半期で運勢が変わります。その中で、特に春頃の天体の星座移動が大きなターニングポイントになるでしょう。
具体的には、3月に土星が水瓶座から魚座へ、冥王星が山羊座から水瓶座へ、5月に木星が牡羊座から牡牛座へ移動します。結果として、下半期の運勢は、6月あたりからもう始まっていると考えていいかもしれません。
今年は、長い間山羊座にいた冥王星が、水瓶座へ移行していきます。そうは言っても3か月あまりですぐに山羊座に戻ってしまうので、まだ具体的な変化はそれほどでもありませんが、大きく世の中の価値観が変化していく気配を感じるでしょう。
様々な書類がすべてネット閲覧になったり、AIがもっと社会の中に入り込んで、使わざるを得ない環境になることも。ずっと当たり前だった今まで通りの動き方と新しいシステムとが混ざり合い、混沌とした状況の中でそれぞれ個人がどう動くのか判断することを求められるかもしれません。それは冥王星が完全に水瓶座へ移行する2025年まで続くでしょう。同じ傾向として社会的常識を意味する土星が2020年あたりから今年の3月まで水瓶座にいたことも影響しています。
キャッシュレスやテレワークが現実的に進んだ結果、メリットもある反面、デメリットも表に出てきたのです。やはり現金は大切だという意見や、出社して仕事をするべきと考える人が出てきたため、今後は両方を活かした折衷案など解決策を考えていくことになるでしょう。ファッションや音楽、イベントなどは、懐かしい流行りものの復活や、リメイクされることで楽しめるかもしれません。
そして今年は自分自身との対話が注目される年でもあります。デジタルに疲れた人たちを中心に、人とのつながりや自然に触れること、形のないものを理解するなど感受性の豊かさを意識する流れが出てきそうです。
芸術や信仰、ボランティアやスピリチュアル、瞑想などが、もっと身近なものとして受け取られるのかもしれません。ただ現実の社会とのかかわり方をどうしていくのかが問題になることも。一般に広がった結果、詐欺や現実逃避というような問題も出てこないよう、扱い方には慎重になる必要があるでしょう。
また今年の前半おすすめの動き方は、前向きで新しいことを切り開いていくというチャレンジ精神を持つことです。転職や引っ越し、新規事業の企画や新しい生活スタイルなどいろいろ活発に動き始めましょう。
成功するかわからないから慎重にというより、とりあえず始めて問題があったら後から修正すればいいという気持ちで、最初の一歩を踏み出してください。後半は、急がずテーマを絞って深く追求していくことです。動きはゆっくりで瞬発力はなくても、コツコツと地道に積み上げれば大丈夫です。
1年を通して何事も「自分で決める」ことが大切です。それぞれの人が全員「個性的」なのですから、自分らしさという言葉に振り回されずマイペースで進んでいきましょう。
占ってくれたのは…
総合監修 石川楓花 先生
占術研究家。占い学校「アルカノン・セミナーズ」や「魔女Maison」での講師、その他雑誌やWebコンテンツの執筆活動など多方面で活躍中。著書に「あなたの願いを叶えてくれるルーン占い入門」(説話社)がある。公式モバイル占いサイト「ノルディスク秘神占」、ブログ「ルーン占いと星を読む日々」